fc2ブログ

「わたしがきものに惹かれるわけ」清田のり子さんのトークから

Category : キモノ一般 
遅くなってしまいましたが、
個々セブン「土曜サロン」のトークの続きです。

「日本のきもの+ぷらす」編集/発行人 清田のり子さんのトークということで、
参加させていただきました。

清田さんは 「着る立場できものを考える会」を主宰されていて、
京都のホテルで毎秋にイベントをされていますが、
川名さんからもお誘いを受けたことあったのですがほかの用事と重なり、今回はじめての直にお会いできてうれしいことでした。

着る立場からという清田さんのスタンスは、わたしたち着るものがいつも思ったり体験したことを言葉にしてくださったので,溜飲が下がりっぱなしでした。
IMG_5921.jpg

  清田さんのことを取り上げている『天声人語』の記事がありますので、
追記に転載しておりますので,ご参考までに。

それがその冊子です。
わたしも早速購読会員になりました。

業界団体からの協賛は受けているものの、広告は取らない主義をとられて個人で発行されている冊子。
わたしも大阪の『小大丸』でいただいたことがありました。

IMG_5920.jpg


コーデのスライドショーはとても素敵な組み合わせ。
オシャレで斬新。
IMG_5802_20120320095642.jpg

「染め帯で季節感を出す」とのレクチャーに
わが意を得たり!

わたしも染め大好き!
川名さんのソーキ蕎麦、
清田さんのコーデなど参考になりました。


ある舞台の椿のイメージでゲットされたもの。
IMG_5804_20120320100311.jpg


織部の帯
IMG_5812.jpg


紐一本で雰囲気がかわり楽しめます。
IMG_5814.jpg  IMG_5813_20120320100502.jpg



着る立場からの経験に裏打ちされた貴重なトークをありがとうございました。
IMG_5826.jpg


美味しい和菓子でお茶タイム。
IMG_5818.jpg


参加者できものを着ておられる方がそれぞれのお召し物の説明をしました。

わたしは「個々セブンの知的で行動的な方々に敬意を表して、知の使者のフクロウでまいりました!」と。


草木染の若草色のグラデーションが素敵な紬の方
IMG_5820_20120320101017.jpg


浦野氏の大島に,人間国宝の喜多川の帯で垂涎のコーデの方IMG_5823_20120320101211.jpg


留袖のリフォームのブラウスIMG_5833.jpg  

    IMG_5835.jpg


きもの好きにはもっともっとお話を伺いたい有意義なトークでした。
ありがとうございました。
お誘いくださったTさん、川名さんに感謝!

川名さんとはまたあるご邸宅での夜桜でまたご一緒できますね
お召し物は何でかしら?たのしみにしています





ランキングに参加しています。
どうぞよろしくおねがいします。

今日もクリックしていただけるとうれしいです。
 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
1999年 1月13日 朝日新聞     天声人語より

雑誌「日本のきもの・ぷらす」が1年半ぶりに復刊した。
15代目を襲名した片岡仁左衛門さんのインタビュー。世界銀行副総裁である西水美恵子さんのエッセー、特集は、きものの変遷をたどる
▼A5番五十六ページ。一万二千部。大阪に住む清田のり子さんが、ひとりで出しつづけてきた。ふだん着に力を入れなければ着る人のすそ野はひろがらない。
きものが衣類ではなく工芸品のようになっていくのを悲しんで「十万以下のシンプルな日常着を」と雑誌を通じて繰り返し訴えてきた
▼業界に直言するために広告を取らない。
いまなき幸田文、沢村貞子といった達人が、意気に感じて寄稿した。一冊三百九十円で購読する個人読者が約千五百人。大半は小売店やデパートの呉服部が三十部五十部とまとめて買って顧客に無料で配る
▼バブルの崩壊はこの小さな雑誌をも直撃しまとめ買いを次々に断られた。赤字を埋めるのに疲れて季刊のはずが年三回になり、二回になった。ついに休刊したのは創刊から三十年、百号目を出した後だ.。
▼老後の蓄えを取り崩しても、と復刊を決めたきっかけは、自宅に舞い込んだ一通のダイレクトメール。
京友禅の表地をプレゼントする、とうたっていた。実際に裏地や仕立て代を入れると、高くつきかねない。そんな出会いをした人が、きものを好きになれるだろうか。今売りさえすればという考えがなさけなかった
▼戦後、高度成長とともに右肩上がりでのびてきたきものの生産量は、1973年をピークに当時の40%まで落ち込んでいる。壊滅状態の産地もある。成人式に晴れ着で臨む若い女性たちも、ふだんは見向きもしない
▼清田さんのもとえ、関東地方の呉服店から新たに百冊の注文が届いた。
きものの将来に心を痛めている人がいる。次の世紀に細々とでも生きのこれるだろうか。


冊子の申し込み
発行所:大阪府東大阪市菱屋西3-3-9(清田方) 〒577-0807
「きもの プラス」まで

次回は 博多織の特集   4月下旬予定(年2回発行)

Comment

先回の川名様 清田様のコーデに目を奪われ
親しい方にその素晴らしさを思わずメールしてしまいました。(笑)

幸運にも近々お会い出来ますので
ake様のレクチャー 楽しみにしております!

ayaさま

ほんとうに参加してよかったです。
着物に関してのトークははじめての体験でしたが、講師がよかったです。

ストーンと直球を受け取ることができました。
背後に広告主(特定のスポンサー?)がないことがいいんでしょうね!
あのストレートさはお見事。

ところで、こんどのご入洛を楽しみにしていあます。
ayaさんのお見事なお着付けを拙ブログで見てる友人が、ayaさんに会いたいって!ひょっとしてご一緒するかもしれませんよ。ご紹介したいお二人です。
楽しみです。
非公開コメント

プロフィール

ake

Author:ake
きものHP   2001年~2005年
きものblog  2005年~2008年
2008年7月~
「京都で、着物暮らしpart2」

職業 文筆業 ジャーナリスト

*仕事関連プロフィールはリンク欄に記載
 

ランキングに参加しています。
クリックいただけるとうれしいです。
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
World-Word-翻訳
英語English
韓国語 한국어
中国語 中文
フランス語 Franc,ais
ドイツ語 Deutsch
イタリア語L'italiano
スペイン語 Espan~ol
ポルトガル語 Portugue^s
Present's by サンエタ
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
QRコード
QRコード