三代は着ることができる着物 それに10数センチ差のある背丈でも着られる!Category : キモノ一般
幸田文、青木玉、青木奈緒というお江戸のもの書きの三代のご家庭の着物本をいままでにいくつか読んでいる。
青木玉(1929年生まれ)の新刊『着物あとさき』(新潮社)は、 母、幸田文が遺した着物について多数の写真を配した着物エッセイなのだが、 中にいくつか夫の母(以下、義母)が遺した着物と色違いのものもあったりして、面白い。 気になって幸田文の略歴をくってみたところ、1904年(明治37年)生まれで義母も同い年だった。 道理で時代的な類似点が多いのだとわかる。 そこで、義母のものを戦後生まれの「嫁」である私が引き継ぎ、 わが娘たち、ひょっとすれば、孫娘が引き継いでゆくとしたら、女4代になるわけだ。 たいしたものは遺されてはいないものの、着物って思えば凄いことだ。 義母 1904年(明治37年)生まれ 1995年没 義母の長女 1926年(大正15年)生まれ(青木玉はこの世代) 私の実母 1924年(大正13年)生まれ 1998年没 私 1946年生まれ 私の娘 1970年代生まれ 2人 私の孫娘 2004年生まれ 2人 旧 拙着物ブログからの転載です。 なぜこういうことを今更,語るかといえば、 この日曜日の婚礼でみどりさんがお召しになったものは、 実は、件の義母がわたしにこしらえてくれたものなのです。 義母は自分の喜寿の祝い会に嫁であるわたしにこの着物を着るようにと無理やり押し付けました。 まだアメリカから帰国してまもない30代初めのわたしは,着物を着るなんて!と思っていましたが、 仕方が無いので着てあげたのでした@爆。 単のこの着物の袖丈に合わせた絽の半襦袢も添えくれてました。もちろん帯も。 あれからもう30年、 それがいまこうしてお役に立っている。 着物で参列したいとの願いをかなえてあげることができたのです。 洋服だったらどうでしょうか? 30年前ものをお貸し出来ますか!だれも要りませんよね。 さくら子さんはこれを2回着ています。 1回目は、LA在住のharukoさんの下鴨神社での挙式のとき。 2回目は、琵琶湖オフ会のお手伝い@撮影担当をしてくれたとき。 ![]() ![]() みどりさんにはこのコーデで ![]() ![]() お着付けはプロにおねがいされたので、 わたしやさくら子さんの身長,164センチとは10数センチの差があるにもかわらず、 さすがに,プロは上手く着せてくださったようですね。 ただし、小さめのものは大きいサイズにはなりませんが、 (これが大きい私たちの悩み,アンティークものは小さくて不可) 大き目のものは、着せようによってどうにでもなるのですね。いいな~! 今回のものは、 たいしたものではなく極々フツウの付け下げですが、 今風のものをお召しのお友達と並ばれても遜色ありません。 みどりさんにも満足していただき,着物好きになっていただいたようでなによりでした。 ![]() 着物 綸子の単 付け下げ 帯 紗 袋帯 帯揚 絽の飛び絞り 帯留め パール ランキングに参加しています。 どうぞよろしくおねがいします。 今日もクリックしていただけるとうれしいです。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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コメント今更すみません・・・。
私がお借りしたお着物、そんなに代々続くものだったんですね~ ![]() びっくりっ! お陰さまで、お着物仏前式、様になりました◎ ほんとに、おせわになりました~♪ みどりさんそんな大層なものじゃないですから!
ただ上手にみんなで着回しているだけ。 みどりさんにも御召しいただき、うれしかったですよ。 着物好きになってくださいね ![]() ![]() 承認待ちコメントこのコメントは管理者の承認待ちです
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