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会葬者の喪服は黒紋付?色無地?洋服の黒?わたしは黒のパンツスーツでした。

Category : キモノ一般 
かつては喪の装いといえば、
自分の記憶と体験ではもう洋服が一般的でしたので,和に関してはアレコレいえませんが、
少なくとも26年一緒に暮らした明治生まれの義母の場合は

お通夜は、
地味な着物に黒の羽織を羽織ってお悔やみにとりあえず伺う。
告別式には日常が着物暮らしでしたので、当然の様に黒紋付(きもの)で出かけておりました。

では,わたしのように外出着として着物も日常的に着ているものが、
告別式に行くとなるとどうなのでしょうか?
近年は家族葬が増えて、告別式に行くことが少なくなりましたが、


先日、狂言師の人間国宝,文化勲章受章者でもあった茂山千○さんの告別式がありました。
幸いウチから近いお寺(黒谷さん)で執り行われたこともあって、夫婦で行くことになりました。

こういう場合はどういう装いがいいのでしょうか?

251016_461206200627896_1207624878_n.jpg 拡大あり。

日曜日のお通夜、1300人 月曜日の告別式 900人とのことでした。

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境内に大きなテントが張られて、椅子が与えられたので立ったままということなく、ありがたいことでした。

会葬者の8割は男性でしたが、
女性の方は芸事関係、お茶屋さん関係と見受けられる方はおキレイに黒紋付をお召しでした。

また、わたしの前のご婦人(70代)はワンランク控えられて、まだ眞新しい単の色無地に黒の帯でした。
キレイな装いでしたが、それが洋服であれば、とりあえず駆けつけたというようなスーツのグレーや紺なども時折見かけますが、、、
着物となると、もともと少数の中では意外に目立ちました。難しいことですね。

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わたしはいろいろ考えた末、洋服にしました。
当然といえば,当然。
いくら外出着が着物であっても、親族、芸事関係でもない一般の会葬者ですので、
徒歩コースでもある金戒光明寺(黒谷さんの愛称)なので、パンツスーツで歩きやすい靴にしました。

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イッセイのジャケット
オーダーメイドのスラックス
イッセイもどきのフレンチスリーブのインナー ホワイト
黒のプレーンなバック
グレーパールのネックレス。


     IMG_0001_20130529111033.jpg


夫は夏仕様のサマースーツ黒
941484_461206137294569_1391727164_n-1.jpg 拡大あり。


多くの方に愛された稀代の狂言師。
「あなたを失って、ほんとうに悲しい、長年の修練によって、千作さんそのものが狂言となられた。。。」との梅原先生の弔辞に納得。
いいお葬儀でした。

ああ   拡大あり。
 


会津藩士のお墓から真如堂、
そして、白川通りに下りてウチに帰りました。

581758_461206127294570_782631439_n.jpg  青楓の美しい真如堂


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