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鬼籍に入られた女性作家が登場する新刊  いのち  瀬戸内さんはやはり評伝小説がいいわ。

Category : book
久しぶりに本の話題です💦
この方の本は仕事上、評伝小説というジャンルしか、読んだことがありません。
美は乱調にあり
階調は偽りなり
田村俊子
この3冊は今でも強く印象残っている作品、よかったです。
わが若かりし三十代半ばの頃、無謀にも講演依頼をして来いとのミッションを託されて、京大大学祭の講演に来ておられた瀬戸内氏に直にお願いしに出向きました。
依頼の趣旨はわかった、
ところで、講演料はいくら?
そうなの、今、わたしは寂庵を作っていてお金が要る、もっと出せるようになったらいつでもいらっしゃい!
あっさりと断られました。
小気味いいほどに。
さて、氏の新刊[いのち]を三十年ぶりに読む気になったのは、なぜか?

大庭みな子と河野多恵子、芥川賞作家 であり選考委員も務められた親しかったお二人のことを書いてられるらしいからなのです。
ふたりの大作家への甘辛のオマージュなんだろうか?
わたしがこの本に関心を持ったのは、
大庭さんとは大阪 吹田で対談し、同じ新快速で京都に戻り、比叡平にある別荘に向かわれるタクシーにお乗せくださった際に道中いろいろお話を聞かせていただいたものでした。お話の中に瀬戸内さんのことも。
学生時代に女子寮で読んだ三匹の蟹のことをアメリカで暮らしたことも併せて自分なりの思いを綴り、後日、お手紙したこともなつかしい。
拡大あり ↑
夫が会社を辞めてわたしの資料助手をしてくれているから、津田梅子が書けたのよともおっしゃっていました。
大庭さんは津田塾でした。
そんなこともあって、亡くなられた後に夫君 が出された本を食い入るように拝読したものでした。

拡大あり ↑
また、河野さんはわたしの大学の大先輩!だから。
先輩には他にももう1人芥川賞作家がおられて、
米谷ふみ子さん アメリカ在住です。
帰国された際にお電話をいただき、直にお目にかかり、わたしの仕事を励ましてくださいました。
9.11ときにはいち早く声をあげられました。
また詩人の芥川賞であるH賞の富岡多恵子さんも!
一学年160名の小さな公立大学。
旧大阪府女専だった現 大阪府立大学です。
嬉しいことに作家率は高いんです。
作家夫人で自身の著作もあるエッセイの藤本統紀子さんも、そう。
さて、くだんの本をパラパラめくっていると鬼籍に入られた両作家のかなりのことまでお書きのようです。
ハラハラしながら読ませてもらいます。
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ake

Author:ake
きものHP   2001年~2005年
きものblog  2005年~2008年
2008年7月~
「京都で、着物暮らしpart2」

職業 文筆業 ジャーナリスト

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