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12/03 07:13 |
読書ノートを更新 子供たちの貧困化と教育Category : お知らせ
日本の子供の貧困化のデーターを知って愕然としたが
本書もその一冊のようだ 以下 引用 ーーイギリスと日本と状況が同じだとひしひしと感じた点は、貧富の拡大が子ども達にしわ寄せとなっているという点であろう。息子が通う学校の先生はこのように話している。「私たちだって、できれば教育に専念したい。子どもたちに試験でいい成績をおさめて、成功してほしいし、階級を上って行ってほしい。 だけど、彼らにはその前段階である衣食住が整っていない。福祉課の手が回らないというのなら、少なくとも日中は生徒を預かっている学校がやるしかないじゃない(p106)」。 著者はこの言葉に対して、次のように付け加えている。「この国の緊縮財政は教育者をソーシャルワーカーにしてしまったーーー 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ 著 新潮社 2019年刊 |