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01/27 08:50 |
源氏語りの会 梅枝に寄せてCategory : 源氏京ことば語りの会
源氏語りは梅枝
お香@薫物の記述が多い ![]() 松栄堂さんでの開催に心より感謝されていた山下さんでした。 ![]() 薫風ホールの照明は組香図 4本線なので伊勢らしいですね(お勉強になりました) ![]() 山下さんの帯は白梅 紅梅 ![]() わたしの帯は浮舟 ![]() 公演会場の展示作品はトンボ玉と帯揚げの梅枝 ![]() また別の展示室には梅枝に因む源氏物語の展示が開催されておりました。 まさに京都ならではの会場にて無事に開催されて本当によかったです。 ありがとうございました。 ◆次回は、2021年3月27日(土)午後5:30(終演 午後7:00予定)、「法然院 大書院」(京都市左京区)にて開かれます ![]() 以下、公式カメラマンの池田さまの記録をこちらに一部転載させていただきました。 写真も使わせていただきます。 いつもありがとうございます。 【京ことば源氏物語全五十四帖連続語り会】 https://www.genji-kyokotoba.jp/ 「松栄堂 薫習館」(京都市中京区)2021.1.24 https://www.shoyeido.co.jp/ ◆「京ことば源氏物語」は、京都在住の国文学者・中井和子先生が十五年の歳月をかけ源氏物語全五十四帖を現代京ことばに訳されたものです(大修館書店より出版:全五巻)。 ◆毎回、会場を変えて開催される、「無名塾」出身の女優・山下智子さんによる連続語り会。今回は「松栄堂 薫習館 5階カラニホール」にて「京ことば源氏物語」を聞きました。朗読するのは、第三十二帖「梅枝(うめがえ)」 ◆語り会に先立って、松栄堂 代表取締役社長 畑正高様 から、香や香道についてのお話をお聞きしました。 ◆語り会では、まず山下智子さんが全体のあらすじを説明します。「梅枝」は、光源氏39歳の春の話。 ◆巻名は、宴の席で 弁少将(内大臣の次男。のちの紅梅大納言)が歌った催馬楽(さいばら・平安時代に隆盛した古代歌謡)にちなむ。 ◆催馬楽「梅枝」 「梅が枝に 来居る鶯や 春かけて はれ 春かけて 鳴けども うまだや 雪は降りつつ あはれ そこよしや 雪は降りつつ」 東宮の元服(げんぷく・成人式)が近づいてきた。紫の上 が育ての母となっている 近江の姫君 もまた裳着(もぎ・成人式)が近づき、光源氏 は、その支度を急ぐ。蔵から唐渡りの香を出させ、女の方々に薫物の調合を依頼し、自らも秘伝の香を調合する。裳着の式の前日、朝顔の姫君 からの香が、梅の枝に添えた文とともに届けられた。 女の方々から取り寄せた香が揃い、弟 蛍兵部卿の宮 を向かえ、薫物(たきもの)合わせの判者をさせる。朝顔の君 の黒方(くろぼう)、源氏大臣の侍従、紫の上 の梅花(ばいか)、花散里 の荷葉(かよう)、明石の方 の薫衣香(くのえこう)に百歩(はくぶ)の処方を参考にして作った物、どの薫物もそれぞれに素晴しく、蛍兵部卿の宮 は優劣を決めかねた。その夜は、翌日の管弦の遊びの下稽古となり、美声の 弁少将 が「梅枝」を謡い、歌を詠み合って夜が更けた。 翌日の 明石の君 の裳着は盛大に行われ、秋好中宮 が腰結い(こしゆい・腰紐を結ぶ大役)をつとめた。姫の美しさに目を細める 中宮、「さすがは大臣の愛娘」と感心していた。光源氏 は、六条院 に気後れする貴族たちの噂を聞いて、入内を延期し、先を譲った。また、華麗な調度類に加えて優れた名筆の手本を方々に依頼し、前の帝の手になる冊子をはじめ、名筆が六条院に集まってくる。 ーーー以下 省略 ◆最後に『源氏物語』の原文を朗読。柔らかな京ことばの声が心地よく会場内に響きます。 。 ランキングに参加しています。 よろしくおねがいします。 今日もクリックしていただけるとうれしいです。 ![]() ![]() ![]() ![]() |